
自分の心音を聞き自分の命を感じる
いのちの誕生に携わる助産師の立場から、生命誕生の神秘・尊さを伝え、自分がここにいるのは当たり前ではなく、生きる力を持って産まれてきたこと、いのちの大切さ、他人への思いやりをはぐくんで欲しいという思いを込めてお話いたします。
毎年、小中高、学童、PTAの皆様などにご利用いただいております。
目的および取り組みの経緯

妊婦さんの夫より話を聞く
初めての抱っこに緊張
近年、思春期を主とする様々な年代の子どもたちの望まない妊娠、人工妊娠中絶の増加、性感染症の激増、いのちの大切さを軽視するような犯罪の増加、性犯罪の増加などがとても大きな問題となってきています。厚生労働省もこの問題に対し、2001年に健やか親子21の主要課題として、「思春期の保健対策の強化と健康教育の推進」を掲げていますが、神奈川県内では各学校により、その内容や実施に格差があるのが現状です。
助産師の仕事は赤ちゃんから老人まで、女性に寄り添い、その家族をサポートすることです。出産の現場に立ち会う助産師であるからこそ、生命の尊厳の理念に基づいて、身体的科学的知識を提供することによって子どもたちにいのちの大切さ、自分自身を大切にすること伝えることができると確信しています。
この「いのちのはなし」を聞くことで、子どもたちが命について自分の問題として考え、自分自身を大切にし、そして他者も大切にできるときづくことができると、私たちは考えます。また、先生や保護者へ、子供たちに起こりうる様々な問題への対処を提案することにもつながると確信しています。
費用

妊婦さんのおなかに触れる
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助産師1人の派遣: 3万円(2時間、交通費込)・延長1万円/1時間
妊婦さん・お母さんと赤ちゃん: 1組5千円(交通費込)
※参加協力していただく場合
機材搬送料:実費
お支払について:日程・詳細が決定いたしましたら当会より請求書を送付いたします。終了後、下記口座に振込いただくか、当日担当助産師にお支払くださいますようお願いいたします。
振込先口座:横浜銀行伊勢佐木町支店 普通 1564800
一般社団法人神奈川県助産師会
お申込み
こちらのオンラインフォームから、またメール、FAX:045-348-9020(送信状不要)で担当の張ヶ谷までお申込みください。
下記のお申込書をご利用いただいても構いません。
随時、受付いたしておりますが、実施日の60日前までにお願いいたします。
活動の実施例 小学校 テーマ「いのちの大切さ」
ねらい
- 命の尊さを学び、自己肯定感を高めることができ、自他共に大切にできる。
- 性に関する科学的知識を正しく学ぶことができる。
- 命の誕生にたずさわる専門家の立場から、生命誕生の神秘・尊さを伝え、自分がここにいるのはあたりまえでなく、生きる力をもって生まれてきたこと、命の大切さ、他人への思いやりをはぐくみたい。
事前調査
申込用紙による具体的調査をおこない、学校側の要望を知る。
事前打ち合わせ
- 基本的には訪問調査を行う。
- 学校により性教育の内容、生徒の理解力に大きく差があるので、内容について(使用する表現・言葉も含め)現状を把握した上で学校の要望にあわせた授業展開を考える。
- 地域性の情報収集を行い、ときには生徒の生活背景を訊き、配慮すべき点を考える。
使用教材


- 妊婦体験ジャケット
- 受精卵の紙
- 胎児人形
- 新生児人形
- 紙芝居
- 産声テープ
- 骨盤模型
- ドップラー聴診器
- 絵本
- 子宮体験袋
- 性教育用CD(小学生用・中学生用)
参加協力
妊婦さん 赤ちゃんとお母さん(ときにはお父さん、兄弟も)
授業内容例

妊婦体験ジャケットを着て、
妊婦さんの大変さを実感
- あいさつ
- 助産師とは
- 妊婦さん登場(胎児心音を聞く・お話をうかがう)
- いのちのはじまり(受精卵の折り紙)
- 胎児の成長(3,4,5,6,8ヶ月の胎児モデルと新生児人形を代表に抱っこしてもらう)
- うまれる(紙芝居・胎児骨盤モデル・産声)
- 赤ちゃんの連れのママよりお話をうかがう
- まとめ
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妊婦さん、赤ちゃんとのふれあい体験
妊婦ジャケット試着・自分の心音を聞く・新生児人形だっこ
赤ちゃんと触れ合いやだっこ・妊婦さんのおなかに触れるなど
授業内容の詳細
(1) 受精〜妊娠中の胎児の発育について

自分の生命の始まりの大きさを
1人1人に手渡す
- 受精について(科学的な知識〜奇跡的な確率で命ははじまる)
- 胎児の成長について
- 胎児心音を聞き、見えない命の実感
- 妊娠中の母親の苦労、家族の援助について
(2) 誕生
- 自らの力で工夫してうまれてくる赤ちゃん
- 赤ちゃんの生命力のすばらしさ
- お産に携わる助産師として
(3) 妊婦さん、赤ちゃんの交流

妊婦さんのおなかに触れる
- 体験を通して命の重さ・あたたかさを実感する
- 母と赤ちゃんのつながりを知る
子どもたちの感想・反応

胎児模型を抱いて重さを実感
- 生きているのがあたりまえだと思っていたのに、すごい確率で自分が選ばれて生まれたので命を大切にしたいと思った。
- 生まれてきてよかった。
- 赤ちゃんが最初はこんなに小さかったのを知ってびっくりした。
- 生まれるとき、だれも教えないのに工夫をしてすごいと思った。
- 赤ちゃんを産むのは大変だけど、生まれたときうれしそうなので私も大きくなったら赤ちゃんを産みたい。
- 赤ちゃんはとてもかわいかった。だっこしたら泣いちゃったけど、お母さんはすごいと思った。
- 妊娠体験ができて将来妻を守れる男になりたいと思った。
- 赤ちゃんの手は小さくて自分もこうだったのかなと思った。
感想にあるように、小学生は高学年でも素直に話を受け止め、感じる子どもが多かったようです。家庭に事情のある子も、自分の力で生まれたいと思い生まれてきた、ということが伝わったと思われる感想もありました。実際の妊婦さんや赤ちゃんとのふれあいが大きく心に残っている感想が多く見られました。
先生の感想
- 赤ちゃんとママの参加はとてもよくもっと話を聞きたかった。担任の話より常に赤ちゃんの誕生に携わっている助産師さんの話は子どもたちの心に響いた。
- 今後も命の大切さについて学校現場で話してほしい。
- 胎児、赤ちゃんの能力について子どもたちに大きな気づきになったと思う。視・触・五感に訴える教材すばらしかった。保護者の方々にもご自身の出産時の想いが湧きあがり、あたたかな気持ちになれたとの感想をいただいた。
- 予想以上に子どもたちの希望が多かったので、妊婦体験ジャケットを着たり赤ちゃんとふれあいの時間がもっと長く取れたらよかった。
- いつもふざけている生徒がとてもまじめに聞いていたり、また、表情の険しい生徒が、初めて見せた柔らかい表情にびっくりした。










