日本助産師会 とわ助産院

助産院留学制度

神奈川県助産師会では、病院勤務助産師および地域にいながら助産所勤務の経験がない助産師を対象に開業助産師が研修の場を提供する独自のシステムがあります。

しばらく職場を離れ復帰の足掛かりにされる方も多くいらっしゃいます。

この研修のもう一つの目的は、相互の理解と連携及び技術の共有です。
「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」のために、病院と地域の太くて丈夫なネットワークづくりに努めてゆきたいと考えています。

どうぞ、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

助産院留学のすすめ

神奈川県助産師会では助産院と連携をとり、病院や地域にいながらも、助産所のお産を勉強したい助産師対象に研修の機会を設けることになりました。いつかは助産所で働いてみたいと考えている方はもとより、病院での助産師外来に向けて勉強したい方や、産婆誕生100年の歴史を受け継いできた知恵袋をのぞいてみたい方まで、幅広く受け入れたいと考えています。

この留学制度をご利用になれば、助産院で、妊婦健診・母乳育児ケア・お産介助を実際に体験し助産師の技に触れることができます。
ブランクのある方、病院勤務の方、県内外の方も多数ご参加されています。

ぜひこの機会をご利用下さい。

留学制度を利用する際にかかる費用および条件

  • 研修料金は、一律ではありませんのでお問い合わせください。
  • 食事・宿泊は各助産所で条件が異なります(有料・無料)が、原則として研修費とは別途払込(直接助産院へ)になります。
  • 日数は1日~長期まで お気軽にご相談ください。ご希望に応じます。
  • 研修費振込先:横浜銀行伊勢佐木町支店 No. 1564800 一般社団法人 神奈川県助産師会
  • 研修をご希望される時期と助産所名を第3希望までご記入の上お申込下さい。
  • 研修目的は大きく分けて、「分娩見学・妊婦健診・産褥健診・母乳育児ケア・出産準備クラス・訪問ケア」の6種類です。

助産院留学へのお申込み

下の助産院留学申込書を印刷・記入してFAX/郵送/メールにてご送付ください。オンラインフォームからもお申込みいただけます。

助産院留学申込書.doc

助産院留学を体験された方の感想

分娩見学の感想

実際に分娩に望む産婦には主体性があり、女性の「産む力」を感じた。また、母体と胎児の自然な流れを断たない分娩、産まれてくる児を受け止めるという経験は初めてだった。

必要な知識や技術、実力を備えつつ産婦と家族の前面に出ないように関わる、助産師の本質を実感することができた。さらに、産婦のリラックスした言動が特に印象に残った。絶対的な信頼関係と、妊娠中からの継続した関わりを持つことで安心感が高まり、静かで薄暗く、温かな雰囲気で本能のままに産むという環境作りの大切さを学んだ。そして家族と助産師の一体感を味わった。豊かな出産体験は、育児や次の妊娠・出産へも良い影響をもたらすため、まずは分娩第1期の関わりから見直したい。

現在病院にお勤めの Aさん

母乳育児ケアの感想

母乳外来では、乳房マッサージだけではなく全身のケアを学んだ。冷えや浮腫の程度、骨盤や肩甲骨の状態、食事内容などが全て関連していることを知った。助産師が触れることによって母親も身体を触るようになり、それがセルフチェックに繋がると感じた。また、児の飲み方は実際の授乳を見ないとわからないと思っていたが、乳房を観察することで予測がつくことを学んだ。さらに、今後起こり得るトラブルも考えられることを知った。母と子の背景を理解しリラックスできる環境でマッサージをすることで、母親が思いを表出できたり母乳育児に対して意欲が湧いたりする場面を目にした。

授乳中の母親の訴えで「重い」「少し痛い」などは当たり前だと思っていた。しかし、母親が感じている限り必ず原因があることを知り、十分に観察できていなかったことに気付いた。今までは乳汁の色や質なども含め十分に観察せず知識だけを押し付けていた。

乳房ケアの奥の深さを改めて感じ、まずは視診と触診をし、母親の話を聞くことから始めたい。

現在病院にお勤めの Bさん

訪問ケアの感想

今回の研修で継続的に関わることの効果を学んだ。退院したら終わりではなく、訪問や健診、母乳外来などで生活に合った役立つ支援をしていると感じた。職場でも指導はしていたが、対象の背景や必要とされることを見極めずにルチーン業務をやっていたに過ぎなかった。

また、助産師としても継続して関ることの面白さを感じた。どのような妊娠経過を辿り、分娩を経て母親になっていくのか自然と興味が湧いた。それと共に、母と子に真剣に向き合えていなかったことに気付いた。

大学病院で5年間を終え、ある程度のことは理解し経験したと思っていた。母と子、その家族に関わる際も「指導する」という態度になっていたことに気付いた。研修を通して、正面から向き合うこと、体に触れることの大切さを感じた。

これからは、等身大の自分で向き合い、助産師として楽しんでやっていきたいと思う。

現在病院にお勤めの Cさん

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